趣味の備忘録

ふるーちぇの趣味にまつわる個人的な備忘録。

2020年4月 劇団た組インターネット公演『要、不急、無意味(フィクション)』

劇団た組インターネット公演『要、不急、無意味(フィクション)』

takumi.themedia.jp

【会場】
自宅PC前

【観劇日】
4月18日(土) 21:00開演


た組さんのインターネット公演に龍ちゃん(秋元龍太朗)が出演するというので、受付開始時に即申し込みした。こういう回に龍ちゃんが呼ばれるの本当に嬉しい。

公演はスカイプ上で行われ、各回40名限定。私は土曜の21時公演を観劇した。
公演30分前になってもメールが来ないなと思っていたら、既に配信したとTwitterで案内がありあわてて連絡するとすぐURLが送られてきた。URLのメールは21時ちょうどに届いたのでおそらく2時間ほど配信時間を間違えてしまったんだと思う。

それはさておき、ざっくり感想をば。

〈あらすじ/HPより〉

グループビデオ通話でつながっている友人男性4 人。妻と東京に残るもの、青森に避難しているもの、 筋トレをするもの、劇団活動をするもの、など三者三様の日常会話。

秋元龍太朗・・・秋元/?
鈴木勝大・・・・大河/妻と東京に残るもの、劇団員
中山求一郎・・・健介/青森に避難しているもの
諫早幸作・・・・幸作/筋トレをするもの、実家にいる


まずは幸作以外の3人でオンラインの会話が始まる。秋元、画質が悪い...笑。
俳優のオンライン飲み会を見ているような、そんな感じ。
とはいえ、飲み物は大河がビールを飲んでいるだけで、あとの二人はコーヒー、後から合流する幸作もプロテインと、お酒を飲んでいるのは本編通してずっと大河だけだった笑。
マスクと政策の話など、フィクションといえど本当に「いま」起きていることを喋っているようだった。
オンラインならではの、大河の「音声が途切れるフリ」「画面が固まっているフリ」と「幸作が出るまでみんなで揺れる」のが笑えた。
幸作の15歳の彼女の話から大河がエロ動画を探し、延々喘ぎ声が流れてくるシーンは、観ている方も「これなんの時間?」となったと思う笑。
こんな他愛もない会話で一幕が終わり、各々ログアウトしていく。
ここまでは、本当にオンライン飲み会を見ているだけって感じだった。

さて二幕。1年後の日本、いつものようにオンライン飲み会をする4人。
スカイプのチャットに集合し、なんてことないやりとりの後に通話が開始される、が...…暗い。みんな暗闇の中にいる。画面から漏れる光で顔が照らされているだけだった。
いつもの他愛もない会話から始まったけど、徐々にわかってくる1年後の日本の様子。
トイレットペーパーが硬くて幅が狭くなったこと、食事は国から配給されていること(この日はフレーク、野菜も少ないしエサと揶揄されるほどまずいらしい)、闇営業している飲食店があることなど。看護師をしている大河の奥さんは国からの命令で移さないようにと長い間家に帰れていない。髪を切るのにも許可証がいる。暗いのもやはりそういう政策の一環で夜は電気が使えないとかそういうことなんだろうか...。
この辺りでた組さんらしくなってきたなと思った。
だけどまたAVの話になっちゃうあたり、男子はそうなのかな〜〜って笑。
また他愛のない話で終わる。

三幕。さらに1年後。
部屋は明るくなり、秋元が仕事帰りでシャツを着ていたり、幸作が飲食店で働いていたりした。
健介が遅れて合流してきたけど、法改正でマイナンバーが新しくなったりなど、やっぱり以前とは違うということを思わせる。
大河がウイルスについてのネットニュースの噂(陰謀説など)を熱く語っていたけど、これが収束したら同じようなネットニュースが出るんだろうなと思った。
そんでまたAVの話に。毎回同じ話してるな!主に大河だけど笑。2度目の「これなんの時間?」だった笑。大河は隔離されていたらしい。大河の隔離が終わり、祝って終了。

上演時間は1時間ほどだった。

最後に「この物語はフィクションでした」とナレーションが入ったけど、もしかするとノンフィクションになっちゃうかも...と思う公演だった。


試みとしては面白いなと思ったけど、やはり客も操作に慣れておらず、なかなか4画面にできなかったり、マイクが入っていたり、何度も退入室を繰り返す人がいたりと、お芝居に集中できないことも多々あったので、配信側も客側も改善は必要かなと思った。

後日、た組さんからメールで台本のURLが送られてきた。
読み返してもやっぱり龍ちゃんの役がわからない笑。会社員だったのかな?
あと「劇団年一」の結成のニュース。
メンバーは賀来賢人岡田将生柄本時生、落合モトキで脚本演出は加藤さん、舞台は今から約100年後、こちらもリモート公演とのこと。
た組さんの公演はベータ版といったところか。
こちらも今から楽しみだ。